超定番の真空管試験機TV-7について思うこと(5)
こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。
今回は、第2の問題点である「マッチング選別に使えない」という話しをシェアしたいと思います。
ここで、マッチング選別は、複数の真空管の中から、電気的特性が揃った2本または4本、場合によっては6本、8本を選別することをいいます。
お客様にとっては、実装先の真空管アンプの特性を決定づける重要なポイントとなります。
一方、真空管販売店にとっては、「マッチングの精度」=「販売店の信頼度」となります。
ですから、そもそも論でいうと、第1の問題点で指摘したように、精度が低い測定結果に基づいてマッチング選別しても、誤差が大きいため意味がありません。
TV-7では、いわゆる「なんちゃってペア」や「クワッド風」が大量生産されることになります。
次回は、もっと別の理由からTV-7でのマッチングはよろしくないという話しをシェアします。
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