超定番の真空管試験機TV-7について思うこと(1)
こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。
「真空管試験機(チューブテスター)」は、真空管を健康診断する装置で、1台で膨大な種類の真空管をテストできる優れもので、所有されている方も多いことでしょう。
とりわけ、日本では、操作性と測定可能管の種類の多さより、TV-7という真空管試験機が人気があります。
画像は、弊社で所有する校正済みのTV-7ですが、後述する理由から業務では一切使用しておりません。
TV-7は、米軍仕様の試験機で、ミリタリーカラーで塗装された堅牢な筐体に収容されており、頑丈な作りです。
ですから、いわゆる軍放出品で、世界中でかなりの台数がいまだに流通しております。
操作は非常に簡単で、チャートを見ながら、複数のチキンヘッドツマミを設定して、ボタンを押し、指示値を見るだけです。
操作方法のマニュアルは、1ページにも満たない箇条書きだけというシンプルなもので、その操作性の良さがおわかりいただけると思います。
というものの、現実的には、当時の下級米兵の識字率が低かったため、「小学生でも操作できる試験機を作れ」という号令のもと設計されたとかされなかったとか。
次回は、TV-7の問題点についてシェアしたいと思います。
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