自力でバイアス調整するには(その4)

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

バイアス調整におけるテスターの役割は、「パワー管を流れるプレート電流を直接または間接的に測定すること」に尽きます。

ポイントは、「直接または間接的に」です。詳細は後述しますので、お楽しみに。

ここで、プレート電流は、前回解説した直流電流です。

オーディオアンプの場合には、電源スイッチをオンにした後、暖まってからプレート電流が流れはじめ、1分〜2くらいで安定します。

一方、ギターアンプの場合には、メインスイッチをオンにした後、スタンバイスイッチをオンにしてからプレート電流が流れはじめ、同様に1、2分で安定します。

ギターアンプでは、スタンバイスイッチをオンにしない限りプレート電流は流れません。

逆の言い方をすれば、メインスイッチだけをオンにした状態では、パワー管が暖まっているだけで、肝心のプレート電流が0という、いわゆる空焚き状態となります。

つまり、スタンバイスイッチは、プレート電流を流すためのスイッチであるということができます。

真空管アンプは、プレート電流が流れてはじめて増幅作用をしますので、「プレート電流」というキーワードは重要となります。

この辺のプレート電流の概念がしっかりとイメージできていないと、途中で挫折する可能性大なので、次回は、プレート電流について掘り下げたいと思います。

なんとなくはじめたこの連載も、講座のような状況となってきました。

電気に馴染みのない文系の方も、バイアス調整ができるくらいまでのレベルになれることを目標に解説してゆきますよ。

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