2014/12/5 最近頂いたお客様のお声

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

最近届いたお客様の声を、ご紹介します。

■■2014年 11月 30日 大阪府 K 様

【ご使用アンプ・型番】

(株)オーディオ専科製モデルAP-757キット組立品(一部改造:入出力端子をスイッチクラフト社製ニッケルめっき品から国産金めっき品(入力端子は無酸素銅製)に変更、

電源ケーブル直出しをIECインレット式に変更、

ボリウムを廃し金属皮膜抵抗の音量固定式に変更)

アンプの回路構成は、初段:SRPP、第2段:前段直結式Mullard反転、第3段:B, C独立電源カソードフォロワー(終段へ直結)、終段:固定バイアスAB1級 3結 PPです。

OPT2次巻線から初段カソードに NFB(位相補正なし)が掛かっています。

[ノンクリップ最大出力28W(4Ω負荷、1kHz)、F特 9Hz?80kHz(-1dB)、4.5Hz?125kHz(-3dB)(4Ω負荷、1W)]

キット付属真空管は、出力管以外はビンテージ管(USA製)。

再生ラインナップ: CDからリッピングNAS(SSD)に蓄えた44.1kHz 16bit音源データをLinn Majik DSで読み出し、そのSPD/IF出力(raw設定)をSunValley SV-192PROにて192kHz 24bitにアップコンバートしDA変換後、内臓の真空管増幅段を経てオーディオ専科P-102A真空管プリアンプ(キット組立品)を通し本アンプに入力。

スピーカーはVienna Acoustics Beethoven Baby Grand(4Ω)。

SV-192PROにはEsoteric G-03Xから192kHzのクロック信号を注入。

AC電源はAccuphase PS-520クリーン電源から供給(NASとG-03Xを除く)。

出力管をキット付属の中国製KT88(製造会社不明、オーディオ専科選別品)から、貴店より購入のTung-Sol 6550 (4本マッチ、ハイパワー選定(400V, -48V 45mA)、72時間エージング) (ロシア製復刻版)に換装しました。

その結果、高域がより明瞭で透明感に富み、聴感上でよりワイドFレンジとなりました。

トーンバランスはほぼニュートラルで、音調はパワフルでダイナミックかつ高分解能であり、音場の広がりもより広く、ボーカルの音像定位もよりシャープです。

高調波歪(倍音感)は少なくやや半導体アンプ的な音質感もあり、非調和な歪感は皆無です。

通常、真空管アンプでは、良好な再生の難しいMahlerの交響曲等の大編成クラシック曲にも十分対応できます。

この真空管アンプの利点は、高分解能でありながら、古い録音の音楽ソースでも、ハイエンド半導体アンプで有り勝ちな録音のアラを暴き出してしまうことなく、音楽を楽しめる点です。

今回購入のTung-Sol 6550はほぼ4万円の高額でしたが、その価値は十分にあると思います。

この4本マッチング管は、本アンプにおけるプレート電圧398V、カソードアイドル電流55mAの状態で、3本ではバイアス電圧が(小数点以下を四捨五入して)-46V、で残りの1本が-47Vでした。(最小値と最大値の差では0.9V。)

販売仕様の5%偏差内ですが、少し残念な感じもします。

出力管を交換しようと思ったきっかけは、実は音質面ではありませんでした。

付属の中国製KT88でも、オーディオ専科選別品ということもあり、音質はそこそこ良かったのですが、昨年10月にキットを購入・組立して今で1年ほどしか経ていない(しかも、このアンプを使用したのは寒い時期だけで、実質は4か月程度)にも拘らず、4本のKT88の内2本の頂部ゲッター皮膜が1/3近く消耗してしまったのがきっかけでした。

内部の電極材の脱ガス前処理が不十分だったのでしょう。

さすが中国製だなと思った次第です。

どうせ交換するならできるだけの音質の向上も狙おうということで、高価ですが選別の厳格な貴店の商品を選びました。

貴店の商品は以前にも何度か購入していて品質は確認していましたので。

KT88でなく6550を選んだのは以下の単純な理由からです。

当初JJのKT88を考えていたのですが、この球はトーンバランスがやや低域寄りではないかと思え、このアンプには俗に言うHiFi調の音質傾向を求めていたので多少懸念があったことと、

たまたま米国の真空管専門店からのセールスメールで6550 Tung-Sol ビンテージ管の販売(単管単位)案内があり、その外観写真で形状(ST-16)が貴店ホームページに写真のあるTung-Sol KT88ビンテージ管の形状と同じだったので、なぜか親密感を覚えたこと、

さらに私の所有するアンプでTung-Sol KT-120を使用(シングル)したものがありますが.これはシャープな音質傾向を持っており、球の作りもしっかりしていること、

また、以前自作したことのあるTung-Sol 5998を使用したアンプ(パラレルSEPP)でもシャープな音質傾向だったということが理由で、あまり明確な根拠があったわけではありません。

6550のバイアスがKT88のそれより浅いという点は懸念材料だったのですが、\逆に6550のP+G2損失がKT88のそれより僅かながら大きいという背中を押す材料もありました。

(ノンクリップ最大出力やF特の実測値では、付属の中国製KT88と今回購入した6550で殆ど差はありませんでした。)

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(c) 2014 VINTAGE SOUND

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